栄進堂「轍シリーズ」 以下の記述は最終量産品ではありません。 (2004/03/14に更新)
栄進堂様より、個人的に量産前の製品を提供していただきました。(感謝)
轍シリーズは全国的に発売することなく、ポピーの架空戦記に引き継がれました。
したがって、ほとんど流通しませんでした。
1.タイガーT中期型
砲身が先端にいくほど細くなるのが、全く同じ太さである。(円筒形になっている。)
砲身の位置は、中心からやや右側に寄っているのだが、これは中央にあり、事実と一致しない。
砲盾の砲身との接合部分の形状がおかしい。 (これは砲身を上下可動とするためと思われる。)また砲盾が厚すぎる。
車体前面の機銃がやや大きすぎる。
起動輪と転輪の位置関係がおかしい。起動輪は転輪よりも位置的に上にあるばずである。
対空用機銃が付属している。
評価としては、最低である。これは発売しない方が良い。
対空用の機銃 |
2.V号L型
砲盾がやや大きいようだ。ただ、形状は雰囲気が良くでている。
比較すべき車両がないが、全体に良くできている。モールドも良い。
他に発売はなく、このシリーズ1番人気となると予測する。
3.U号D型
砲身がとんでもなく、太すぎる。これではタイガーT(88mm砲)と同じ太さだ。
転輪の形状は、雰囲気があり、良い。
モールドは比較的良い。しかし、それほど欲しい車種ではない。
4.ヴェスペ
車両の選択が意表で、大変おもしろい。
砲身の迎角が良い。これはマニアに受ける。最低でも1個小隊(4台)は揃えたい。
戦闘室内部及び足回りもかなり良く出来ている。
砲兵2体がぜひ欲しい。(これは、WTM対決編から流用できる。)
5.M3リーとM3グラント
できとしては、普通。というか、たいして知らないので判断できない。
車高が非常に高く、動く棺桶と言われた雰囲気が良く出ている。
アフリカ及び東部戦線(レントリース)で使用されているので、どちらでも使用できる。
足回りは、WTMのシャーマンよりも良い。
総合評価
中心となるタイガーT中期型の出来があまりにも悪すぎる。しかも、タイガーT中期型はMAで既に発売されている。
明らかにMA第1弾とWTMのタイガーと比較するとかなり劣る。
ヴェスペの出来が非常によい、V号L型とM3リーは、まずまずの出来である。
特にV号は未発売であるので、人気が出ると予想される。
U号D型は、WTMのU号F型よりも劣る。