WTM 第3弾(タカラ)

2003年1月発売

 

ワールドタンクミュージアムに航空機のシュトルヒが含まれていることにまたも失笑を買った。

しかもSPがそのシュトルヒのムッソリーニ救出機であったことに悪い意味で驚いた。

しかし、結果的にこのシュトルヒも大変貴重なアイテムとなった。

なぜなら、その後全く発売されていないので。

 

 

シャーマン ファイアフライ(単色)
シャーマン ファイアフライ(冬季迷彩)
シャーマン ファイアフライ(2色迷彩)

 

II号戦車F型(砂漠迷彩)
II号戦車F型(単色)
II号戦車F型(冬季迷彩)

 

Fi 156 Storch とはドイツ軍が大戦中にあらゆる戦線で空中偵察、弾着観測、負傷兵輸送など多目的に使用された航空機である。ドイツ語のシュトルヒとはコウノトリを意味する。フィーゼラー社によって製造され、戦後も1950年代まで自家用機としてドイツ以外の国で生産された。今日でもその短距離離着陸 (STOL) 性能は突出している。離陸には向かい風で50m、着陸には20mで十分であった。

シュトルヒ(冬季迷彩)
シュトルヒ(砂漠迷彩)
シュトルヒ(2色迷彩)

 

キューベルワーゲン(単色) キューベルワーゲン(空軍仕様)
キューベルワーゲン(冬季迷彩) キューベルワーゲン(砂漠迷彩)

 

T34/76 1941年型(単色)
T34/76 1941年型(スローガン)
T34/76 1941年型(冬季迷彩)

 

パンターG型後期型(単色)
パンターG型後期型(冬季迷彩)
パンターG型後期型(3色迷彩)

 

シークレット: シュトルヒ グランサッソバージョン

1943年7月25日、イタリア王国の首相であったムッソリーニは、大評議会が解任の動議を可決したことにより、首相の座を追われて逮捕された。
これに対するナチス・ドイツの対応は素早く、翌日にはアドルフ・ヒトラーがファシズムの盟友である彼を救出するべく、ドイツ空軍のクルト・シュトゥデントにムッソリーニ救出作戦の立案及び決行を、武装親衛隊のオットー・スコルツェニーには救出後の保護を指令した。

1943年9月12日、作戦は決行された。
グラン・サッソへの移動中にFa223が壊れてしまったため、Fi156(シュトルヒ)を代わりに飛ばすことにした。
ドイツ軍のコマンド部隊は12機のDFS230に分乗して降下し、うち8機が着陸に成功、ドイツ空軍のハラルト・モルス少佐率いる降下猟兵が一発の銃弾も発砲することなくムッソリーニの身柄を無傷で確保した。
降下猟兵がムッソリーニの身柄を確保する頃にはFi156がホテルのすぐそばに着陸しており、救出後の保護のために現地へ随行していた武装親衛隊のスコルツェニーは降下猟兵からムッソリーニの身柄の引き渡しを受けるとムッソリーニとともにFi156に乗り込んだ。Fi156は重量オーバーながらも75m程度の滑走で無事に離陸し、グラン・サッソを脱出した。
また、グライダーで降下した部隊はロープウェイで下山し、予定どおり陸路でドイツ軍の支配地域まで引き揚げた。

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